PI診断について

PI診断(パーソナルアイデンティティ診断)は、あなた自身の内面や印象、言葉にしづらい「らしさ」まで掘り下げ、自分らしく輝ける外見づくりの軸を見つける診断です。

  1. PI診断とは

    印象づくりに、ちゃんと“自分”を

  2. PI診断の資格

    “似合う”ではなく“らしさ”を導くプロ

  3. PI診断の開発背景

    “似合う”だけにとどまらない診断を目指して。

  4. 開発者の紹介

    “その人らしさ”を届けたくて。

PI診断の開発背景

「似合う」だけでは届かない想いがある。

私たちがPI診断を開発した背景には、「似合う」を伝えるだけでは終わらない、“その人らしさ”を大切にしたいという想いがありました。

17年前、私自身がパーソナルカラーや骨格診断を用いたイメージ戦略・イメージコンサルティングを提供していた当時、診断という手法は少しずつ一般にも広まり、とくにカラー診断は高い関心を集めていました。

毎月10〜15名のお客様を診断する中で、似合う色や素材、柄を伝えることにやりがいを感じながらも、次第に「何かが足りない」と感じる場面が増えていったのです。

たとえば、お客様が「好き」と感じていた色が診断上では「似合わない」と出たとき、ふと浮かぶ寂しそうな表情。その瞬間に、私は気づき始めていました。診断の結果に「らしさ」が反映されていない——その違和感こそが、原点だったのです。

外見は、単に服やメイクの“正解”を身にまとうことで完成するものではありません。ほんの少し「外す」ことで生まれる余白や、個人の価値観・ライフスタイルがにじみ出るようなスタイルこそが、人の印象を深く魅力的にするのではないかと。

ナチュラルな感性を大切にしている人に、理論的に似合うとされるビビッドな色をすすめる。控えめで人を支えることに喜びを感じる方に、強さや明るさを前面に出すファッションを提案する。

そうした“似合うのに違和感がある”瞬間が積み重なるたびに、「その人の“らしさ”を軸にした印象づくり」が必要だという確信が強くなっていきました。

そしてちょうどその頃、社会全体でも多様性や自分らしさが重視される時代へと移行し始めていました。「らしくあること」にこそ価値がある。そんな考え方をベースにしたアプローチをサービスとして形にしたい——その想いが、PI診断の開発の出発点となりました。

目に見えない魅力を
可視化するための設計とこだわり

2010年ごろから、私は運営していたサロンでのヒアリング方法を一新しました。お客様が語る言葉の表面だけでなく、その奥にある想いや背景まで丁寧に聞き出すこと。

そして「なぜそれを望むのか?」という問いを重ねることで、その人の内側にある価値観や考え方に触れていくスタイルを少しずつ築いていきました。

そのなかで気づいたのは、人の魅力や印象は、実は外見以上に「内面の考え方」や「行動パターン」に強く影響されている、ということでした。

この気づきを基に、PI診断の核となる“マインド”と“行動”の2軸を設計。半年以上をかけて、シンプルでありながら本質を捉える4タイプの構造を完成させました。

とはいえ、この分類は型にはめるためのものではなく、「違いを認める」ための入り口。だからこそ、タイプ分けのラフさと、個別性を尊重する柔軟な運用を両立させることに、強いこだわりを持ちました。

また、分類だけで終わらせないために、それぞれのタイプに合ったファッションや表現方法も丁寧に設計しています。診断結果を伝えるイラストも、ただの「正解例」ではなく、タイプごとの多様性や選択肢の広さを感じられるよう、複数のバリエーションを用意しました。

さらに、PI診断の質問設計には心理カウンセラーの視点を取り入れ、誰でも答えやすいシンプルさと、深く掘り下げられる設計を両立。

診断をする人が、対話を通して相手を理解し、寄り添いながら「らしさの軸」を一緒に探っていく——それこそがPI診断の本質だと考えています。

この診断は、決してテンプレートで終わるものではありません。観察力や洞察力、対話力を持った人が、一人ひとりと真剣に向き合いながら活用してこそ、その価値が発揮されます。

PI診断は「人と向き合う力」を信じている人のためのツール。それが、私たちがこの診断を大切にしている理由です。